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純米吟醸しぼりたて生原酒

毎年純米吟醸しぼりたて生原酒からお酒造りが始まります。にごり酒とともに、冬季限定酒として販売しており、蔵人は期の最初のお酒を造る時はいつも緊張するもので、このお酒が出来上がった時はほっとするようです。絶妙な甘味を引き出し、かつ酸度を高めることで、口に含んだ瞬間は甘さを感じ、飲み込むとスッキリ。まるで「味覚の錯覚」を感じるような仕上りです。その味わいの軽さと控えめな香りが、和食だけでなく洋食や中華などの味の濃い料理にも合わせやすいく、食中酒におすすめです。

原料米:五百万石(麹米)、一般米(掛米)
精米歩合:58%
アルコール度数:15%

使用しているお米

五百万石

新潟の気候や土に合うよう開発された五百万石は、酒米の王様と呼ばれる山田錦と肩を並べる酒米の代表です。名前の由来は、新潟県の米の生産量が五百万石(生産量)を突破したことです。天領盃で使用する五百万石は全て佐渡産。島内の契約農家さんにお願いしています。蔵人にとってはとても頼もしい酒米で、麹が造りやすく、醪(もろみ)になっても溶けすぎません。また、蒸米になったときには程よい弾力があり、安定した品質で造れます。味わいは淡麗に仕上がるのが特徴です。

使用しているお水

天領盃で使用する仕込み水は佐渡の最高峰、金北山の伏流水です。金北山から流れる伏流水は40年の歳月をかけて地下に浸透していき、大自然により濾過され、天領盃の井戸から湧き出ています。 創業当時、「佐渡中で水質調査を行い、もっとも酒造りに適した場所に蔵を建てた。」「その水質調査が大変で大変で...」と創業当時の社長は語ります。そのおかげで天領盃の仕込み水は、中程度の軟水で、舌触りが程よく丸く、酒造りにはもってこいの水質です。

蔵人の声

1本目の仕込みは毎年気合が入ります。前年度よりおいしくなるように緊張しながら造っています(蔵元杜氏)
造りの一本目が季節商品になることが多いので緊張感があります。前年のデータを参考にしながら仕込みをしますが、新米を使用するため、味の安定と再現性には毎年気が気でないです。造り終わって商品の味が例年通りだと安心しますし、ラベルが貼られて出荷されて行く時はお客様の喜ぶ顔を想像しています。(蔵人)

おすすめのペアリング

和洋中問わずお楽しみいただけます。

おすすめの飲み方

冷酒 常温 ぬる燗 普通燗 熱燗

口コミ

新酒はその蔵の色が出るから好きです。ほんの少し炭酸が感じられて美味しいです。
(30代 男性)
初めてこのお酒を飲んだ時は「新潟にもこんなお酒あるんだ!」って思いました。それ以降毎年楽しみにしています。
(20代 女性)

純米吟醸しぼりたて生原酒

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